今知りたい授業のワンポイント
新1年生を温かく迎える準備を
■状況に応じた活動を
感染症の影響により、交流会をすることが難しい場合もあります。そのときの状況次第で、実施については管理職や他の教師とよく話し合いましょう。
また、実施する際には、必ず手洗い・うがいや消毒をする、場合によってはマスクを着用するなど、感染防止対策をするよう子どもたちに伝えましょう。
■保幼小の連携を密に
今まで受動的に活動していた1年生が、初めて「自分たちは何ができるだろうか」「どんなことをしたら喜んでくれるだろうか」と考え、主体的に活動する機会になります。それだけに、新しい1年生を招待することは、児童にとって大きな成長の糧になります。
そのため、子どもたちの発想や願いを可能な限り実現できるよう、幼稚園・保育園・認定子ども園の先生としっかりと打ち合わせを行うことが大切です。できることとできないこと、してほしいこと等をはっきり取り決めておくようにしましょう。
■自分たちの経験を生かせるように
自分たちが今の2年生に温かく迎えてもらったことを思い出させ、新1年生がどんな気持ちでやって来るのかを想像させましょう。そのうえで、自分ならどんなことがうれしかったか、どんなことをしてあげたいか等を聞き出してあげましょう。
■能動的な参加を促しましょう
1年生最後の単元ということで、グループごとに子どもたち自身で役割分担や活動内容を決めるよう促しましょう。
また、新1年生役を決めて、本番を想定して練習するのもよいでしょう。本番をイメージしながら、子どもたちから「ここはこうしたほうがよい」「ここがわかりにくい」などの意見や、それに対する解決案が出るよう導きましょう。
■子ども全員に達成感を
新1年生との交流会を通じて、自分自身の成長を実感させるようにしましょう。
たとえば、新1年生と比較することで自分自身の成長を実感したり、新1年生に優しく接したことで達成感を感じたりしたことは、自信や自己肯定感を育みます。
また、あらかじめ、招待する園の先生に、お礼の手紙の作成を依頼し、新1年生が喜んでいたことを書いてもらうようにするとよいでしょう。新1年生が喜んでいたことを知ることで、子どもたち自分の成長を確信できます。
もう すぐ 2年生(教科書P.108〜117)
あたらしい 1年生を しょうたいしよう(教科書P.114〜115)
しょうたいした ことを ふりかえろう(教科書P.116〜117)
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