今知りたい授業のワンポイント
調べ方と整理のしかた
算数 4年生 2024/11/28
■二次元の表の構成とよみ方を理解すること
児童は2つの事柄を調べる表は初めて学習するため、教科書p.61ではまず二次元の表を紹介し、丁寧に指導する展開をとっています。児童の実態によっては、p.117「じゅんび」13の問題を参考にするなどして、2つの事柄を調べるにはどのような表に整理すればよいか考えさせてもよいでしょう。
なお、二次元の表については、次のことを押さえさせましょう。
・表の中の数は、縦の項目と横の項目の両方の意味を持っていること。つまり、縦と横の両項目から数の表す意味が捉えられること。

階だんでねんざをした人は2人
■二次元の表のよみ取り方を定着させる
二次元の表のよみ取り方については、2つの事柄の合わさるところを指でなぞらせるなどして繰り返し表現させ、よみ取り方を定着させましょう。
よみ取らせるときは、教科書p.61のア〜オのようにさまざまな問いを与え、二次元の表の理解を深めさせます。
・アのように、2つの事柄が合わさるところを問う。
・イのように、1つの項目の合計を問う。
・ウのように、1つの事柄に対する最大、最小を問う。
・エのように、2つの事柄に対する最大、最小を問う。
など
■二次元の表のかき方
2つの事柄を調べる表をよみ取れれば、2つの事柄を調べる表をかけるというわけではありません。児童にとって、2つの事柄をよみ取ることと、かくことは全く異なる学習です。
指導のポイントは、縦と横の項目の決め方と、資料の「正」の字を使った集計の仕方、合計欄を使っての落ちや重なりがないことの確認です。
13.調べ方と整理のしかた(教科書下巻p.58〜67)
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