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今知りたい授業のワンポイント

時計のよみ

算数 1年生 2024/8/22

■時計のよみの指導

 時計のよみは、具体的な日常生活に即して、実感を伴った時刻として指導することが大切です。それには、日頃から学校生活で「今、何時かな?」と問いかけるなどの工夫をするとよいでしょう。また、算数の学習の中でも、次のように日常生活に関連づけておくとよいでしょう。

1.その時刻にどんなことをしているかを思い起こさせる。時刻→日常
 例:「みなさんは朝の7時といえば、何をしていましたか。」「○○さんは、11時にはどんなことをしていましたか。」

2.日常生活の区切りの時刻を考えさせる。日常→時刻
 例:「○○さんは、何時に家を出て、学校に来ますか。」「○○さんは、夜は何時に寝ますか。」

■つまずきと対策何時半の指導は、時間の流れを考えて判断する

 「何時半」をよむことは誤答を招きやすいものです。それは、例えば2時半の場合、短針が2と3の間をさしているので、2時半なのか3時半なのかがわかりにくいためです。
 しかし、形式的に小さい方をよむことを覚えさせる指導はよくありません。この場合では、短針が2と3の間なので、3時半のはずがなく、2時半であるといったように、時間の流れを考えて答えを導き出せるように指導しましょう。

■模型の時計を観察する

 時刻のよみの定着を図るために、模型の時計を活用するとよいでしょう。時計から時刻をよむという活動だけでなく、逆に、示された時刻を児童が時計を操作してつくるという活動が有効です。そのときの教師の時刻の示し方として、次のような方法が考えられます。

 1.板書かカードで示す。(書いたもの)
 2.口頭で言う。
 3.時計を示して、同じ時刻をつくらせる。
 4.「朝起きた時刻」といって、各自にその時刻をつくらせる。

10.なんじ なんじはん(教科書p.44〜45)

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