今知りたい授業のワンポイント
町探検
■町探検に出かける前に
季節の変化を意識できるよう、町探検に出かける前に青果店や生花店、菓子店など、旬のものを取り扱うお店に注目しておくよう促しましょう。
また、自分の町への親しみや愛情を深めるには、町で暮らす人や働いている人たちの存在に気づき、実際の様子に触れることが大切です。事前に訪問先と打ち合わせして、お店の人が仕事をしている場面を子どもが見ることができるようセッティングするとよいでしょう。

■ICTの活用
町探検では、タブレットを使ってお店とそこで働く人の様子、自然や場所の写真を撮るようにしましょう。探検後の振り返りで共有したり、発表に活用したりすることができます。
訪問先には、教師があらかじめ撮影の許可を得ておくだけでなく、子どもにも「撮影してもよいか」と尋ねるように徹底しておきましょう。
なお、撮影した写真は、秋に探検したときに春の様子と比較することができるので、必ず保存しておくよう伝えておきましょう。

■探検メモをかく時間の確保
子どもたちは、発見したことやインタビューを通してわかったことを、すぐにメモしようとします。歩きながらかいたり、かきかけている子どもを置いていくことはできないため、安全が確保された場所で「探検メモ」をかく時間を確保するようにしましょう。
探検コースを下見する際に、そうした場所を見つけておくことや、探検の所要時間の見通しをもっておくことが大切です。
探検の際にメモしたことは、振り返りや次の活動に意識をつなげる役割があります。子どもたちが安心して探検ができるよう、事前にメモをかく時間はじゅうぶんあることを話しておきましょう。

■探検中の評価
探検中は、教師一人ですべての子どもの様子を見取ることは難しいため、下記のような方法で情報を集めましょう。
・T・Tの教師や付き添いをしてくれた保護者、地域ボランティア、訪問先の人から話を聞く。
・探検中の様子をデジタルカメラやタブレットで撮影して保存しておく。
・探検後に子どもたちから話を聞いたり、対話をしたりする。
・子どもたちの探検メモを見て、活動の様子や気づきを見取る。
■インタビューにあたっての配慮
インタビューする際は、お店の人は仕事中であることを意識させ、自分たちのために時間を作ってもらっていることに感謝する気持ちを忘れないよう伝えましょう。
お店などに直接訪問することが難しい場合は、リモートインタビューで対応してもらうことも考えられます。相手の表情を見たり声を聞いたりすることができるので、とても有効です。

とび出せ! 町の たんけんたい(教科書p.34〜37)
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