今知りたい授業のワンポイント
雨の降り方と風のふき方
理科 5年生 2025/4/10
■雲の動きと地球を取り巻く大規模な風
教科書p.22〜23の雲画像と降水量情報を見比べて、雨雲の動きをとらえるのは、児童には難しいこともあります。教科書p.21のQR「いろいろな気象情報」の気象庁のウェブページや教科書p.22のQR「天気の変化のきまり」の動画を利用するとよいでしょう。天気はおよそ西から東へと変化していくことをとらえられるようにします。
日本付近の上空には、偏西風という西よりの風が吹いていて、これが地球を取り巻いています。雲が西から東に移動し、天気が西から東に変化していくのも、この偏西風に温帯低気圧や移動性高気圧などが流されていくためです。
秋の台風が日本に上陸することが多くなるのは、夏、日本上空をおおっていた太平洋高気圧などが流されていくためです。
■雨の降り方と風のふき方
温帯低気圧の雨域は、進行方向の前面が温暖前線によって、後面は寒冷前線によって広がっています。したがって、低気圧のどの部分が通過するのかによって雨の降り方が違ってきます。
また、低気圧の発達の度合いによって雨域は変わってきます。発達の最盛期には雨域が広がります。温帯低気圧は日本に近づいて発達し、雨域を広げる傾向にあります。
★4月の植物栽培情報
5年の「[4]花から実へ」で観察するために栽培する植物は、ヘチマ以外に、オモチャカボチャやヒョウタンでも代替できます。ただし、ヒョウタンの花は夕方に咲くため、指導には配慮が必要です。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
天気の変化(1)[1]雲と天気の変化(教科書p.14〜31)
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