今知りたい授業のワンポイント
てこを利用した道具のしくみ
理科 6年生 2024/12/5
■準備のポイント
てこを利用した道具は、児童が持ち寄り、それを使って調べてもよいでしょう。その場合、力が小さくなる「ウ:力点が支点と作用点の間にある道具」が出てこない可能性があるため、「ウ」の道具は用意しておきましょう。
(例)トング、ピンセット、糸切りばさみなど
栓抜きなど、利用したことがない道具がある児童もいるので、その道具が使えるように、道具を使うために必要なものも用意しておきましょう。てこを使った道具以外に、栓のついている瓶、厚紙、空き缶、くぎ、金づち、木材、軍手などを準備しておくとよいでしょう。また、支点・力点・作用点にはる3色の小さなシールも用意しておきます。

■実験のポイント
これまでの学習で、「支点は真ん中にある部分」という間違った考えをしている児童もいます。机間巡視をしながら、支点とはどのような点であるのかを実験の早い段階で再確認しましょう。
この実験では、分類の観点が重要になります。間に来る点だけでなく、左右に来る点でも分け、細かく分類しようとしている児童には、左右に来る点はどちら側から見ているかによって、また、使う手によっても変わるため、考えなくてもよいことに気づかせます。
力点や作用点の位置を変えたときの手ごたえの違いを調べる活動では、既習内容から、支点・力点・作用点の位置と関連づけて考えさせましょう。
8.てこのはたらき(教科書p.154〜171)
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