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順にもどして

算数 4年生 2024/10/17

■数量の関係を図に表す

 問題の解決にあたっては、加減や乗除の相互関係を複合的に処理する必要があるので、まず、問題場面を図に整理していくことになります。
 図の指導においては、形式よりも、数量の関係が適切に表現されているかどうかに重点を置くことが重要です。
 教科書にあるような一連の図ではなく、2つの図に分けて表現する児童もいることが予想されます。そのような児童に対しては、2つの図を認めながら、両者の共通の項目に着目させて、1つの図に示すことで問題の全体像を把握できるというよさに着目させていくようにしましょう。

■図のかき方

 図への整理の仕方については、まず問題場面を読み取り、数量を抜き出すことが必要です。
 例えば、教科書p.30では、次のような手順で図をかいていきます。

 1.数量を抜き出します。
   → 「ノート6冊の値段」「お茶を加えた全体の代金」と「ノート1冊の値段」の3つの数量

 2.求めたい事項をかき出します。
   → ノート1冊の値段

 3.場面の移り変わり、時系列にともなって、どのように変わっていくかを矢印を使ってかきます。

 4.かき出した数量の関係について、どのような働きが加わったか、すなわち、どういう演算が施されて新たな場面が生じたのかを、矢印の上にかきます。

 図に表す場合には、このような見方ができるかどうか、またその際の演算が正しく判断できるかどうか、といったことがポイントになります。

見方・考え方を深めよう(1) わすれてもだいじょうぶ(教科書下巻p.30〜31)

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