今知りたい授業のワンポイント
わくわくプログラミング
■プログラミングのねらい
ここでのプログラミング学習では、解決プロセスを適切に細分化することや、効率的に解決するための手順を考えることなど、問題解決を通して育まれる資質や能力と関連付けることが望ましいです。
教科書p.242ではプログラミングに使う「命令」を与えていますが、まずは場面と目的からどのような命令が必要かを考えさせるとよいでしょう。
■プログラミングの授業づくり
プログラミング学習は、次の「学習段階」に従って学習を進めていくと考えると、具体的な授業がつくりやすくなります。
1.課題の設定・把握 (○○するためのプログラムをつくろう、○○をするプログラムを考えよう)
2.プログラムで使う《命令》の内容を知り、実行してみる
・どんな《命令》があるのかを知り、それぞれの指示を理解して実行してみる。
(プログラムを実行してみて、どんなことができるかということを受け止める。)
・2つ以上の《命令》があるとき、どんな順序で組み合わせるかを考える。【順次】
・その他、【分岐】を示す《命令》や【反復】させる《命令》ができることを理解する。
※学習形態については、一斉授業のもとでの自力解決でもよいですし、グループ学習でもよいでしょう。
3.《命令》を組み合わせて目的に合ったプログラムをつくる
・個別学習やグループ学習で、プログラムをつくり実行して、間違い(バグ)がないかどうかを試す。
・バグがあった場合は、修正(デバッグ)してプログラムをつくり直す。
・できたプログラムを再び試す。
・学級全体でできたプログラムを発表しあい、意見交流し学びあう。
4.応用・活用問題,発展問題に取り組む
・個別学習やグループ学習でプログラムをつくり、試す。
・できたプログラムを発表・交流し、学びあう。目的は同じでも、つくったプログラムに違いがあることを理解する。
・この時間のまとめをする。
この後に、それまでに学習したことからさらに発展的な学習内容を取り上げて学習を進めていくとよいでしょう。
わくわくプログラミング(教科書p.242〜243)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。