今知りたい授業のワンポイント
たねの採集と観察
理科 3年生 2025/8/28
■実や「たね」について
一般的には、果実を「実」、種子を「たね」ということが多いですが、日常的に「たね」とよんでいるものの中には、種子ではなく果実であるものもあります。ヒマワリ、マリーゴールドなどは、果実と種子が一体になって分離できないので、それをたねとよんでいます。
■ホウセンカのたねとり
ホウセンカの熟した実に触れると、はじけて、中のたねが飛び散ります。たねをとるときは、実に触れずに、花茎の部分をつまんで実を紙コップなどに入れ、その中でたねをとるとよいでしょう。
また、お茶パックで実を覆い、ホチキスで留めておくと、蒸れることなく熟したたねをとることができます。

■ヒマワリの結実
ヒマワリは、舌状花と筒状花(管上花)が集合した頭花です。舌状花は結実しませんが、筒状花は受粉して結実します。
ヒマワリの「たね」とよばれるものは、筒状花が受粉してできた実(果実)であり、種子と一体になっています。
ヒマワリは、花が咲き終わり、実が熟し始めると、実の重さで頭花が下を向き始めます。重さで折れないよう支柱を立てるなどします。また、実が熟し始めると野鳥に食べられるので、光を反射してキラキラ光るテープなどを支柱に結びつけるとよいでしょう。
実に触って、簡単にこぼれ落ちるようになったら、実は十分に熟しています。保存する場合は、実が熟した後に頭花を切り取って、風通しのよい日かげでよく乾燥させ、実を採取します。
植物を調べよう(4)植物の一生(教科書p.82〜89)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。