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今知りたい授業のワンポイント

計算のきまり

算数 4年生 2024/8/22

■「■、●、▲」を数をあてはめる場所とみるために

 ■、●、▲を使った式は、文字式の代用です。第6学年で学ぶ文字式に繋げやすくするためには、■、●、▲を使うことの意味を理解させることが大切です。
 □を使った式については、前学年で取り扱っていますが、次の2つの要点を押さえて指導しましょう。

 1.■、●、▲は、同じ数量ではなく、別々の数量を表していること
 2.■、●、▲は、数をあてはめる場所であること


 したがって、教科書では■、●、▲と塗りつぶした記号になっていますが、□、○、△にした方が抵抗なく数をあてはめられる児童がいることに注意を払いましょう。
 これらの記号を用いると、その事実を簡潔に示すことができるとともに、一般的な法則としても見させることができます。

■計算の工夫の説明

 計算の工夫では、どのように計算の工夫をしたのか、説得力のある算数の説明をすることが大切です。計算の工夫を説明するための主要な要素は次の3つです。

1.計算の工夫の理由及び根拠を明らかにする
 ・どんな計算法則を活用するのか(根拠)
 ・なぜ、その計算法則を活用しようと思ったのか(理由)

2.筋道を立てた説明(論理的な説明)
 ・「まず」「次に」「最後に」と筋道を立てて、計算の工夫の過程がわかるように説明する

3.算数的表現を用いる
 ・数、式、算数の用語を用いる

 特に、論理的に説明することは、単に表現力を育成し伸ばすだけでなく、論理的な思考力を伸ばす上でも大切なことです。

8.式と計算の順じょ(教科書上巻p.116〜127)

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