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今知りたい授業のワンポイント

加法の逆思考、減法の逆思考

算数 2年生 2025/5/22

■テープ図の指導の留意点

 実際に数量の関係を各自テープ図に表させ、問題解決させます。テープ図が自分なりに正しくかけるようにすることが大切です。
 テープ図の指導にあたっては、次のことに留意しましょう。

 ・問題文に即してテープ図をかいていく。
 ・どこが求めるところかを明らかにする。
 ・どんなかき方でも、数量の関係が正しく表されていれば認める。
 ・太さや長さを問題にしない。
 ・定規を使わずにフリーハンドでかいてもよい。

■加法の逆思考の扱い

 加法の逆思考の問題は、「a+□=b」、「□+a=b」の2通りあります。教科書p.64では、「a+□=b」の型の問題を扱っています。
 問題を解くために、すぐに式をつくらせるのではなく、数量の関係をテープ図にかかせて、答えの求め方をよく考えさせるように指導することが大切です。
 下の図のような素朴な図で問題場面をとらえさせてから、テープ図に置きかえさせてもよいでしょう。

■減法の逆思考の扱い

 教科書p.66では、「a−□=b」を扱います。
 児童は、「はじめの数」から「残った数」をひいて「配った数」を求めるという減法の逆思考の問題としてよりも、減法そのものの問題としてとらえてしまい、「20−5」とするかもしれません。
 このような考え違いを防ぐためにも、p.67で示された減法の逆思考の問題のテープ図のかき方を学ばせ、「図をかく」、「図を見て解く」の手順で解決できるように指導しましょう。

見方・考え方をふかめよう(1)(教科書上巻p.64〜71)

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