今知りたい授業のワンポイント
展開図
算数 5年生 2025/1/16
■三角柱の展開図
教科書p.223では、角柱の最も基本的なモデルとして実際に三角柱をつくらせますが、まずは、教科書のキャラクターが示すように、三角柱がどのように切り開かれるかを考えさせましょう。そしてそれを大まかにスケッチして見通しを持たせます。次に、実際に三角柱の周りに紙を巻きつけて開かせてみると理解しやすいでしょう。
このような段階を追った指導が大切です。いきなり教科書の展開図を見せて三角柱をつくらせることのないようにしましょう。また、展開図が1つではないことに気づかせることも大切です。

■円柱の展開図
円柱の展開図では、次の2つのことを理解させましょう。
1.側面は曲面であるが、展開図では平面(長方形)として表されること
2.側面の長方形の横の長さは、底面の円の周の長さと同じであること
1については、円柱の周りにあらかじめ紙などを巻いておいて、下の図のように広げるとよいでしょう。直線図形である角柱とは異なり、曲線を含む図形である円柱はその側面が曲面なので、児童にとって開いた形が想像しにくいものです。そのため、切り開いた側面が長方形になることを実際に見せることが大切です。
これは、教科書p.223の角柱の場合と同様の結果が成り立つことを意味します。

16.角柱と円柱(教科書p.218〜225)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。