今知りたい授業のワンポイント
いろいろな かたち
算数 1年生 2024/5/9
■形づくりは数学的活動
教科書(すたあと ぶっく)p.42〜43の形づくりの活動は、何かをつくる作業を通じて、立体図形の形状だけでなく、その形状がもたらす機能を理解させることが目的です。
・箱の形(直方体、立方体)
形状:平行な平らな面の形で構成されており、たくさんの角がある。
機能:安定して積み上げやすい。並べて敷き詰められる。
・筒の形(円柱)
形状:側面が滑らかで、両端が平らで円になっている。
機能:1つの方向に転がりやすい。縦に積み上げられる。
・ボールの形(球)
形状:全体的に丸く、表面が滑らかである。
機能:不安定で、どんな方向にも転がりやすい。

■形による分類
身のまわりにあるものの「形」という属性だけに着目して、具体物を分類する活動が「にて いる かたち」です。
まず、具体物を「なかまに わけましょう。」と問い分類させ、次に、直方体、円柱、球の積み木を示し、「なかまを あつめましょう。」と問い、それぞれと類似しているものを言わせるようにします。
例
箱の形(直方体、立方体)…ティッシュの箱、クッキーの箱、さいころ
筒の形(円柱)…ツナの缶詰、ジュースの缶、ポテトチップの筒
ボールの形(球)…サッカーボール、ビー玉、テニスのボール
この学習の目的は、箱の形、筒の形、ボールの形という基本的図形を意識に刻むことなので、あまり厳密さを求めずに、無理のない範囲で形を問うようにしましょう。
4.いろいろな かたち(すたあと ぶっくp.40〜48)
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