今知りたい授業のワンポイント
メダカとヒトの誕生を比べる
■メダカの受精卵の育ち
前単元「メダカのたんじょう」において、雌の産んだ卵が雄の精子と受精し受精卵として育つことを学んでいます。また、メダカは受精卵の中にある養分を使い約2週間かけて少しずつ育ち、子メダカとして誕生することを調べています。
メダカの受精卵の観察経験から、メダカの受精卵について思い出させましょう。

■ほ乳類の発生
受精卵(または単為発生卵)が成体になっていく過程を発生といいます。
おおむね発生の途中で、自分では養分を取らず、親から与えられた養分で生きている時期のことを胚といいます。
ヒトの胎児にも、ほかの動物の胚に見られるえらのようなつくりが現れます。しかし、このえらは、呼吸とは関係ない下あごや耳などになります。このような発生の過程は、ほ乳類が他のセキツイ動物と共通の祖先から進化してきたと考えられる根拠の1つにもなっています。
■養分の取り入れ方
第5学年では、「植物と発芽の成長」で、植物は種子の中に成長に必要な養分が蓄えられていて、発芽した後は日光や肥料をもとに成長していくことを学習しています。
「メダカのたんじょう」では、卵の中にある養分を使って育ち、生まれてくることを学習しています。これらの既習事項を踏まえながら、母親の体内で育つのに必要な養分をどのように取り入れているのかということをまとめさせましょう。
★6月の植物栽培情報
ヘチマは、つるが伸びて実をつけるので、長い支柱を合掌式に立てるか、棚につるをはわせるようにします。肥料は、子房がふくらんできたら化学肥料を1株に1握り程度与えるようにしましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年
受けつがれる生命(4)3.ヒトのたんじょう(教科書P.42〜51)
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