今知りたい授業のワンポイント
角
算数 3年生 2024/11/28
■図形としての角
第2学年では直角について指導していますが、第3学年では「1つのちょう点から出ている2つの辺がつくる形を角という」ことを指導します。
角の大きさは角をつくる2つの辺の開き具合によって決まります。児童は、角の大きさは辺の長さに関係していると誤りやすいので、きちんと押さえさせましょう。見た目で辺の長いほうが角が大きいと考える児童に対しては、下の図のように、両方の辺の長さを同じにして比較させ、角の大きさは辺の長さには関係ないことを確かめさせるとよいでしょう。
なお、角の大きさの単位と測定は第4学年で指導するため、教科書p.62〜63では数量化は行わず、紙を重ねて比べます。

■三角定規の角の比べ方
紙をわざわざ角の形に切り取って並べる必要はありません。まず2種類の三角定規の形をそのまま紙に写し取っておきます。比べるときは、写し取った角と三角定規の角を重ね合わせます。三角定規にテープを貼るなどして、三角定規と写し取った角のどちらにも記号をかいておくとわかりやすいでしょう。
紙に写し取ることが難しい場合には、実態に応じてペアでの活動とし、2組の三角定規を使って直接比べさせることもできます。その際は、使用した三角定規を必ず消毒し、児童にも手洗いを徹底させるようにしましょう。
17.三角形(教科書下巻p.56〜67)
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