今知りたい授業のワンポイント
球
算数 3年生 2024/9/12
■コンパスで長さを写し取る
コンパスには円を描くだけでなく、長さを写し取るという利便性があります。その機能に特化したコンパスはディバイダーと呼ばれ、両脚が針になっています。
教科書p.9では、折れ曲がった道の直線部分の長さを直線の上に写し取って加えていき、道のりを比較するという活動を行います。
p.9になる地図ではどの区間も何cm(または何cm5mm)といえる長さになっているので、ものさしで測り、その値をたしていくことで道のりを計算することができます。しかし、コンパスを使うことには、具体的な長さの値がわからなくても道のりを知ることができるという利点があります。また、直線上に区間の長さを並べることで長さのたし算が実現できます。
■球の直径の測定について
教科書p.11の2は球の直径を図る活動になっていますが、1回だけの測定ではなく、ボールをいろいろな向きにおいて測定させ、どの向きに置いても直径の長さが一定であることを体験させましょう。
それによって、直径が球を貫く直線の中で最も長いものになっていることを理解するとともに、その交点として中心の位置を意識することができます。

11.円と球(教科書下巻p.2〜12)
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