今知りたい授業のワンポイント
バイオミメティクス(生物模倣)
理科 3年生 2024/7/11
■バイオミメティクス
生物のしくみをうまく利用することをバイオミメティクス(生物模倣)といいます。昆虫などの生物の機能は、私たちの暮らしのさまざまなところで役立てられています。昆虫などの生物をくわしく観察して開発されたものを紹介して、自然と私たちの生活のつながりを実感させたいものです。
■バイオミメティクスの例
【扇風機のプロペラ】
アサギマダラとアゲハのはねの形を取り入れ、風量や風当たりがよくなるよう開発されました。
【穿刺針】
痛みを感じにくい穿刺針(血液検査などのために少量の血液を採取する器具)は、カの口をまねてつくられました。
【ハニカム構造】
材料が少ないにもかかわらず軽くて頑丈な構造(ハニカム構造)は、ハチの巣をまねてつくられました。
【昆虫以外のバイオミメティクスの例】
・オナモミ(ひっつき虫)の棘を参考にした面ファスナー
・泥沼に生えているにもかかわらずよごれないハスの葉の表面を参考にした水をはじく塗料
・サメの肌を参考にした競泳用の水着
・フクロウの羽を応用したパンタグラフ
・ヤモリの指を参考にした接着剤
★7月の植物栽培情報
夏休み中の植物は、必要に応じて追肥したり、支柱を立てたり、開花した花などを撮影しておくなどしておきましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
5.こん虫のかんさつ(教科書p.66〜81)
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