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今知りたい授業のワンポイント

小数のたし算・ひき算

算数 3年生 2024/12/12

■小数のたし算・ひき算の計算の考え方

 第3学年で扱う小数のたし算・ひき算の計算の範囲は1/10の位までの簡単なものですが、計算の技能の習熟というよりも、小数の意味や仕組みの理解を深めることにねらいがあります。そのため、形式的な計算指導に流れないように注意し、小数の意味に基づいて確実に計算できるように指導しましょう。
 教科書p.75[1]の0.6+0.2の計算の仕方について、考え方としては下の3つが考えられます。イの考え方も認められますが、ここではウの考え方と対応させて、小数表記のままでアの考え方ができるようになることが大切です。

■小数の加減の筆算の仕方

 小数の筆算処理の仕方は次の通りです。
  1.位が揃うように数字を縦に並べてかきます。
  2.繰り上がりや繰り下がりのある場合の処理を考えて、下位の位から上位の位へと位ごとに計算します。
  3.小数点を打ちます。

 整数と違うのは最後に小数点を打つことだけです。1/10の位の数を計算した後に続けて打つことも考えられますが、繰り上がりの手続きを忘れる可能性もあるので、最後に小数点を打つほうがよいでしょう。ただし、下におろすというイメージは小数の乗法では使えない場合があるので、形式的な扱いにならないように注意しましょう。

18.小数(教科書下巻p.68〜81)

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