今知りたい授業のワンポイント
九九の表ときまり(1)
算数 2年生 2024/11/28
■九九の表
教科書p.67の九九の表を完成させた後、その表をじっくりと観察させて、同じ答えがあることや、縦に見ても各段の答えになっていることなど、いろいろなことに気づかせましょう。そしてそのうち次の4つについて深めていきます。
1.乗数が1増えると、積は被乗数分だけ増えること。
2.被乗数と乗数を入れ替えても積は変わらないこと。
3.答えが同じになる九九があること。
4.aの段の答えとbの段の答えの和や差が(a+b)の段、(a−b)の段の答えになること。
■交換法則
計算法則の指導には、次の3つの段階があります。
1.具体例から法則があることに気づく。
2.法則が成り立つことを確かめる。(一般化)
3.言葉や記号を用いて形式的に表現する。
教科書p.69では、交換法則について、1を経て、2の段階を中心に扱い、3の段階には簡単に触れる程度の扱いとしています。
まとめをする際には、なぜ同じ答えになるのかについて、九九の構成に使ったアレイ図を想起させて、●の図を使って考えさせるようにしましょう。●の図の見方から、基準量を縦に見るか横に見るかが、かけられる数とかける数を入れ替えることに対応していると気づかせることが大切です。

13.かけ算のきまり(教科書下巻p.67〜75)
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