エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

長さ

算数 3年生 2025/6/26

■巻尺を使って

 巻尺は長い長さを測る道具です。ものさしと違って巻かれた形状なので、収納や持ち運びに便利です。さらに巻尺は、丸いものでもその形状にあわせて長さを測定できるというよさがあります。
 巻尺の測定の注意点としては、ねじらせたりたわませたりしないように気をつけて、まっすぐに測らなければいけないことを強調しましょう。また、巻尺を巻き取って片づけるときも、からまったり傷んだりしないように、丁寧に巻き取るよう注意を促しましょう。

■「km」の導入

 教科書p.98では、kmという単位がどのような場面で使われるのかを理解することで、児童がその量感をつかめるようにしています。普通の街中で1kmの道のり全体を見渡すことはほぼ不可能ですし、実際に巻尺を使って測定するのも困難だからです。一般的には、通学路のように歩ける距離ならば数km程度で、市町村を越えて移動する距離ならば10km以上となることが多いでしょう。
 また、1km=1000mという単位換算は教えるだけでなく、1kmが10mや100mの何倍にあたるかを考えるなど、既存の量感を活用して理解させることも大切です。

■長さの計算

 教科書p.99の長さの加減計算は、単位に気をつけさえすればさほど難しくはないものを扱っています。単位をmに揃えて計算する方法と、kmはkm、mはmで計算する方法を取り上げていますが、計算結果については、単位の変換に注意させましょう。
 例えば、たして1km1100mとなった場合は、そのままにせず、2km100mとする必要があります。また、2km100m−400mは、2kmを1kmと1000mと考えて計算させるとよいでしょう。

[8]長さ(教科書p.96〜101)

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