今知りたい授業のワンポイント
拡大図と縮図の作図
算数 6年生 2024/10/10
■性質を利用した作図
合同な三角形のかき方については、第5学年教科書p.81〜83で、次のような3通りの方法を扱っています。
ア.3辺の長さを使う。
イ.2辺の長さとその間の角の大きさを使う。
ウ.1辺の長さとその両端の角の大きさを使う。
■四角形の作図
多角形を三角形に分割して考えることは、これまでの学習で触れてきています。合同な四角形の作図、多角形の内角の和、一般の四角形の面積などの場面です。教科書p.146では、そういった学習をもとに児童から着想を引き出しましょう。
また、p.146では四角形のみを扱っていますが、三角形に分割すれば多角形の拡大図・縮図もかけることに気づかせましょう。
なお、第5学年で合同な四角形を作図する際に、四角形は4つの辺の長さだけでは決まらないことを押さえていますが、ここでも再度確認させておきましょう。
■つまずきと対策拡大図をかくときは基準点と延長方向の見当を付ける
教科書p.148の3の問題で拡大図をかくとき、点Bを中心にかくことはできても、点Aや点Cを中心にかくことについては戸惑う児童がいます。
それぞれの辺の長さをどの方向へ延長するかを大まかに見当を付けてからかかせるようにしましょう。また、かいた後の図を見ると、例えば下の図では、点Bから拡大されるにしたがってどんどん大きくなっているように見えます。このかき方のよさの1つとして気づかせましょう。

11.図形の拡大と縮小(教科書p.140〜152)
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