今知りたい授業のワンポイント
とけたもののゆくえ
理科 5年生 2024/12/5
■水溶液の重さ
実験1「とけたもののゆくえ」では、質量の測定誤差などによって、望むような結果(食塩を溶かしても全体の重さが変わらない)が得られないことがあります。このときは、感量が大きい台ばかりなどに変えることが考えられます。また、食塩だけでなく、ミョウバン、砂糖、コーヒーシュガーなど、身の回りのもので試して、どんなときも全体の重さは変わらないことを調べてもよいでしょう。
■電子てんびん
電子てんびんは、手軽な操作ですぐ重さを数値で表示することができる便利な機器です。最近は、低価格のものから高精度なものまで、いろいろなタイプが市販されています。
本単元で使用する場合は、表示は0.1g〜1g単位で、秤量は200g〜2000g程度のものがよいでしょう。また、機種によっては、オンス(oz)表示ができるものもあるので、グラム(g)になっていることを確認して使用します。
電子てんびんは、用途が広く使いやすい機器ですが、精密な機器なので、使用法について事前指導が必要です。秤量を超えるものをのせたり、衝撃を与えたりすると壊れます。また、熱いものをのせると、皿が熱でゆがんでしまうことがあります。保管する際は、てんびんを重ねないようにしましょう。

8.もののとけ方(教科書p.140〜161)
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