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今知りたい授業のワンポイント

町のすてきを広める/すてきを広める準備

生活科 2年生 2025/10/17

■じっくり振り返る時間を

 記録カードや付せん、タブレットなどに保存してある写真や動画を見返すことで、これまでの町探検を振り返ると同時に、町のすてきを想起したり再発見したりすることができます。
 また、写真や動画を整理し直したり、町のすてきに関するフォルダを新たに作成して、データをまとめたりすることも効果的です。
 子どもたちがこれまでの活動をじっくりと振り返ることのできる時間を設けましょう。

■対話の中で振り返る

 活動を振り返る際は、記録カードや写真、動画などを見返すだけでなく、その中から、町の人の願いや町のおすすめ、工夫などに気づいているものを教師がいくつか紹介するとよいでしょう。
 例えば、「○○さんは、見守り隊の□□さんが町のすていだと言っていたよね」「△△さんは、和菓子のよさをもっとたくさんの人に知ってほしいって言っていたね」などと具体的に声をかけると、子どもたちは自分と町の人との関わりを思い出し、町のすてきを再発見することができます。
 また、友達同士で町のすてきを共有する時間を設けると、町のすてきや伝えたいことが明確になったり、その思いを強めたりできるでしょう。

■付せんの活用

 子どもたちに「町のすてき」を付せんに書かせた後、各グループで付せんの内容を交流させます。下のような図(Y図)を用いて付せんを整理すると、新たな気づきが生まれたり、まとめるときの参考になったりします。

■招待する人の決定と連絡

 町のすてきを伝える活動は、町探検でお世話になった町の人や保護者、幼稚園・保育所の子どもたち、1年生などを招待し、活動を通じての関わり合いをさらに深めるようにしましょう。招待したい人が決まったら、早めに予定を連絡し、参加が可能かどうか確認しておきましょう。

■思いや願いを明確化して、自分なりの表現で

 子どもたちが「何を伝えたいか」「誰に伝えたいか」「どうやって伝えるか」を明確にするのに、ワークシートが役立ちます。
 それをもとに、p.122〜123「まとめよう つたえよう」を参考にしたり、国語科や図画工作科などの教科と関連させたりして、伝える内容に合った表現方法を選び、工夫できるように支援しましょう。

町の すてきを つたえたい(教科書p.88〜93)

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