今知りたい授業のワンポイント
割合
算数 5年生 2024/11/14
■ことばの式
「比べる量」「もとにする量」といったことばや、
割合=比べる量÷もとにする量
比べる量=もとにする量×割合
もとにする量=比べる量÷割合
のような式を機械的に暗記させる必要はありません。
割合というのは、「何の何倍が何か」になるかを表すものだということを、しっかりと理解させることが大切です。この単元の指導の目的は、割合の概念を得させ、それを日常の事象にあてはめて使えるようにすることが目的なので、特別なことばや式にあまりとらわれないようにしましょう。
■1よりも小さい小数倍で表された割合
教科書p.179の算数ポケットでは「8人の0.75倍が6人」として、比較量の6人が基準量の8人を0.75倍すると8人より小さくなるということを、線分図をもとに感覚的にとらえられるようにしたいところです。
割合の学習を難しくしている要因の1つとして、小数の乗除の計算による積や商の大きさを判断することにあります。
積や商の大きさの判断については、「4 小数のかけ算」や「5 小数のわり算」で、乗数<1のとき積が被乗数より小さくなること、乗数>1のとき積が被乗数より大きくなることや、除数<1のとき商が被除数より大きくなること、除数>1のとき商が被除数より小さくなることを学習しています。このような積や商の数値を見て、関係図や線分図にあてはめながら、小数倍で表された割合の感覚を豊かにしましょう。
13.割合(2)(教科書p.174〜187)
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