今知りたい授業のワンポイント
小数の表し方
算数 4年生 2025/5/29
■1/100の位までの小数
第3学年で1/10の位までの小数については学習しています。第4学年では、さらに小さい1/100の位へ数の範囲を広げます。
教科書p.85では、p.84の課題設定の続きとして、ポットの水のかさをL単位で表すことを考えさせています。1Lを10等分する操作を通して、「0.1Lの10分の1=0.01L」をはっきりと意識づけ、0.1Lで測定してもなお生じた端数は0.01Lの6個分で「0.06L」であることを明らかにします。そして、ポットの水のかさは、1.3Lと0.06Lをあわせた1.36Lになっていることをおさえさせた上で、その表示の仕方を、以下のようにして理解させます。

(1L、0.3L、0.06Lをあわせて1.36L)
■小数を使った単名数表記
測定した量の結果を表す仕方として、単名数表記と複名数表記の2つの方法があります。
後者の方法は、第2、3学年で学習しています。
例 マラソンの全長を表す場合
【単名数表記】:42.195kmや42195mのように、1つの単位を使って表す。
【複名数表記】:42km195mのように、2つの単位を使って表す。
一般的に広く使われるのは単名数表記で、ある単位を定めて、その量の大きさを整数や小数を使って表示します。
児童は教科書p.85で、小数を使って単名数表記する仕方を学習しています。p.86では、ここで身につけた考え方や理解した事項を生かすように授業を展開することが大切です。
[6]小数(教科書上巻p.84〜95)
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