エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

自分について詳しく知るために

生活科 2年生 2025/1/24

■周囲が支えてくれていることへの気付き

 この単元では、自分が小さかった頃のことを身近な人から聞いたり、友だちと認め合ったりして、自分に良いところを自覚するとともに、周囲の人の支えによって成長していることに気付きます。
 自分が何かをできるようになった背景には、自らの頑張りはもちろんですが、周囲の人の応援や支えがあったはずです。それに気づくよう、各自が成長を実感したタイミングで、「どうして、できるようになったのかな。」などと問いかけてみましょう。児童がその理由を考える過程で「○○さんのおかげ」であることに気付き、「ありがとうを伝えたい」という思いにつながるでしょう。

■自らの成長が実感できるように

 前の単元「大きく なった 自分を ふりかえろう」(p.100-101)では、振り返りの起点を児童が自ら思い出すことができる「入学してから今まで」としていました。
 この単元では、お世話になった人に話を聞く活動を行いますが、振り返りの起点は特に設けていません。児童が自らの成長を感じられることが最優先であるため、振り返りの起点は「赤ちゃんの頃」でも「幼稚園・保育所の頃」でも「1年生の頃」でも「数か月前」でもかまわないでしょう。

■インタビューでの配慮

 児童がインタビューする際、小さい頃の様子を聞き取るだけでなく、そのとき、家の人がどんな思いでいたのかについても考え、気付くことができるように声をかけておきましょう。

■「すてきカード」で紹介し合う

 「友だちすてきカード」を使って、すてきなところを紹介し合うと、本人が気付いていない自身の長所がわかるほか、自分の良いところについて自信をもつことができます。
 ただ、カードを多く受け取る児童と、そうでない児童が出てくることがないように、十分な配慮が必要です。

これまでの わたし これからの わたし(教科書P.98〜108)
自分に ついて しらべよう(教科書P.102〜103)

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