今知りたい授業のワンポイント
生物量の関係
理科 6年生 2023/6/8
■食物連鎖の量的関係
太陽の光をエネルギーとして光合成を行い、二酸化炭素や水などの無機物からでんぷんなどの有機物(養分)をつくり出す植物のことを「生産者」といいます。
でんぷんなど化学エネルギーを閉じこめた有機物は、生産者の生活を支えるだけでなく、消費者に取りこまれ、食物連鎖を通じて自然界を移動します。すべての生物はこの化学エネルギーを呼吸によって取り出して生活しています。
また、生活に必要なエネルギー以上の有機物を取りこむことで、生物は成長し体を大きくしていきます。この体に蓄えられた有機物が食物連鎖の次の栄養段階に取りこまれていきます。

■生物量
ある場所の、ある時点における、生物の総重量(通常は乾燥重量)を「生物量」といいます。一般的に、植物、草食動物、肉食動物と食物連鎖をたどるにつれ、生物量は次第に小さくなっていきます。この生物量の関係を図に表すとピラミッドの形になります。
栄養段階が上がるごとに、消化されずに排出されたり、呼吸で消費されたりする量があるため、生物量は小さくなります。

★6月の植物栽培情報
ホウセンカは、マリーゴールドと一緒に植えるとよいでしょう。マリーゴールドには独特の香りがあり、土壌中の線虫を防ぐはたらきがあります。

( )内は同じ植物を栽培している学年
わたしたちの地球(1)4.生物どうしのつながり(教科書P.66〜81)
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