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今知りたい授業のワンポイント

ものの形をかえたときの重さくらべ

理科 3年生 2025/2/6

■実験のポイント

 形を変える前と形を変えた後の重さを比較する意識を持たせるために、形を変える前の粘土の重さを測定することを強調します。

粘土は手につきにくいものがよい。

 形を変えた際に、すべての粘土をはかることを指導しましょう。特に細かく分ける際に注意を促すとよいでしょう。

 机やノートなどに粘土がつくと誤差が大きくなることがあります。電子てんびんから降ろしたプラスチックカップの上で形を変えさせると、誤差が出ることをある程度防ぐことができます。

■小さいものの重さ

 粘土の形を変えると重さが変わるかどうかを調べる際、児童が「小さく分けていくと重さはどうなるのか」という疑問をもつ場合があります。
 この考え方は粒子の概念につながるもので、ぜひ取り上げたい事柄ですが、実験をくふうしないと、児童を誤った方向に導いてしまう場合があります。電子てんびんを用いても秤量に限度があり、限界を超えて軽いものを測定した場合、0を示すことがあります。したがって、重さをそのままてんびんではかる実験は避けたほうがよいでしょう。
 チョークの粉のように非常に小さいものに重さがあるかどうかを調べるには、小さな粉を大量に集めて重さを測定し、大量に集めたものには重さがあるということは、一粒一粒にも重さがあるというように導くとよいでしょう。

11.ものと重さ(教科書p.160〜169)

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