今知りたい授業のワンポイント
おなじかずずつ
算数 1年生 2024/1/18
■具体物を用いた操作
教科書p.147では、数図ブロックを実際に操作したり、絵を○で囲んだりする具体的な活動を通して、等分したり、いくつかずつ分けたりする経験をさせることを主なねらいとしています。
ここでの具体的な操作は数学的活動の1つです。等分したり、いくつかずつ分けたりする目的を明らかにして、児童が主体的に活動できるようにしましょう。そのため、取り上げる場面は具体的であり、かつ、数値も簡単な場合に限定して学習を進められるようにしています。
これらの活動を通して「同じ数ずつ」の意味を理解することが、かけ算やわり算の素地となります。
■同じに分ける
教科書p.147[1]は、いくつかのお菓子を何人かで等分する経験をさせる(等分除の素地)問題です。クッキーの代わりに数図ブロックを12個用意し、同じ数ずつになるように分けます。ここでは、操作をもとに同じ数ずつに分けられることが大切であり、操作をせずに答えを見つけることは第3学年のわり算で学習します。
一方、[2]はいくつかあるお菓子を同じ数ずつ分ける経験をさせる(包含除の素地)問題です。図を○で囲んだり、キャラメルの代わりに数図ブロックを用いて並べてみたりして、何人に分けられるかを見出させます。
なお、ここでは同じ数ずつ分けられることを経験することが大切ですので、2つの分け方の違いについては深入りしないようにしましょう。

20.おなじかずずつ(教科書p.147)
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