今知りたい授業のワンポイント
ふえるといくつ
算数 1年生 2025/5/29
■増加を表すことば
増加を表すことばには、以下のようなものがあります。
ふえると いくつ
いれると いくつ
くると いくつ
くわえると いくつ
■動作で理解させる
増加とは、はじめに存在している数量にもう一方の数量がつけ加わることです。その意味を理解させるために、左に置いた数図ブロックを固定したまま、右に置いた数図ブロックを右側から右手で左に押していくような動作をさせることが重要です。
左側から数図ブロックを押しても合わせた数は変わりませんが、「+」の左右にかかれる2つの数との対応を明確にさせるために、教科書p.8では、右側から数図ブロックを追加することを守らせるようにしています。合併の場合とは異なり、増加を表すたし算においては、被加数と加数の役割の違いを意識させることが大切です。
ただし、合併と増加は、場面や意味するところは異なりますが、答えを求める上では同じであることを意識させる必要があります。そのために、式が同じものになることを理解させるとよいでしょう。

■たし算の練習
教科書p.9[3]のような場面設定を伴わないたし算の式のみの問題を行うときは、例えば「2+1=3」の場合、まずノートに「2+1」を写し、答えの「3」を求めた後、それに続けて「=3」と書くことを指導します。
式は「2+1」や「2+1=3」の形で完結したものといえます。「2+1=」のままにしてしまうことを防止するために、「=を書くのは答えを書くとき」という約束をしておくとよいでしょう。

[6]たし算(1)(教科書p.4〜11)
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