今知りたい授業のワンポイント
100をこえる数
算数 2年生 2025/5/29
■十進位取り記数法による数の表し方
十進位取り記数法とは、0から9までの数を用いて数を表し、10にまとまると新しい単位をつくって、数をかく位置によって数の大きさを表す仕組みのことです。
数をかく位置によって数の大きさが異なることについては、10の束をつくっていく過程で、位の意味を理解させることで確実におさえるようにします。100のまとまり、10のまとまり、ばらの数と位取り板の数字とを対応させて、十進位取り記数法による数の表し方をとらえさせることが大切です。

■空位を表す0の意味をとらえさせる
208を「28」と表す児童もいます。「28」としてしまうと二十八であることを確認し、10の束がないことに着目させ、空位は0を用いて表すことをとらえさせましょう。また、1のばらがないときも同様に0を用いて表すことを知らせます。さらに、100の束がなく、2桁の数になる場合は、百の位に0はかかないことにも触れておきましょう。
■数の相対的な大きさ
「数の相対的な見方」とは、10、100などを単位としてそのいくつ分かで、数の大きさをとらえる見方のことです。この見方は、今後、240÷30などの計算の仕方を見出すときに活用でき、計算の結果を見積もるときに有効に働きます。
指導にあたっては、形式的に扱うのではなく、お金の模型などを用いて具体的にとらえさせることが大切です。
[6]100をこえる数(教科書上巻p.73〜86)
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