今知りたい授業のワンポイント
小数のわり算
算数 4年生 2023/11/9
■小数を整数でわることの意味と計算の仕方
小数を整数でわる場合の導入も、整数を整数でわる場合(等分除)をもとに考えていけばよいことに気づかせることがポイントです。展開としては小数のかけ算と同じになります。
教科書p.40では、6mのリボンを3人で分ける場合を考えさせ、立式および計算をさせています。そして、そこで考えた式の意味を、
(全体の長さ)÷(人数)=(1人分の長さ)
ということばの式で確認させます。その次に、0.6mを3人で分ける場合を考えさせ、ことばの式や図をもとに、0.6÷3と立式できることを類推させています。
0.6÷3の計算の仕方については、かけ算のときと同様、0.1の何個分かを考えたり、被除数を10倍した式をもとにして考えたりして明らかにします。

■小数を整数でわる筆算
小数を整数でわる筆算は、商の小数点の位置に気をつければ、整数のわり算の筆算とまったく同じにできることに気づかせることがポイントです。
小数点を打つ位置は、計算の仕方に振り返らせて理解させることができますが、下のように筆算の計算過程から、その意味を知らせてもよいでしょう。
なお、商の小数点を後から打つ方法もありますが、小数点を打つことを忘れる場合があります。そこで、教科書p.43のように、小数点を途中で打つ方法に慣れさせておくほうがよいでしょう。

12.小数のかけ算やわり算(教科書下巻p.34〜53)
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