今知りたい授業のワンポイント
生き物の1年間のようす
理科 4年生 2025/2/27
■生命のつながり
この時期は、タンポポやオオイヌノフグリなどの花が咲き始める時期でもあります。1年の動植物の変化のようすのほかに、1年前の春とこの時期(春になりかけの時期)との比較をし、生命のつながりを意識するとよいでしょう。
・緑の目立つ草
春先になると、著しい成長が見られるのが、ロゼットで冬を越したナズナやタンポポなどの野草です。冬の間、地面にはりつくように広げていた葉が地面から離れ、同時に葉のつけ根の間から新しい葉が伸びだします。
このほか、ハコベ・オオイヌノフグリ・スズメノカタビラなども盛んに成長を始め、緑が目立つようになります。
■春先の観察
1年間のまとめの前に、春先の生き物の観察活動をすることで、まとめる活動への気持ちを高めていきたいものです。冬眠から覚めたカエルや、冬には見られなかった昆虫などを見つけることができると、児童の関心が高まります。
春先の生き物のようすについて観察を行う場合は、服装や危険な場所、生き物についての注意事項をあらためて確認しましょう。

春のようす
■1年間のまとめ方の例
・季節ごとに新聞をつくる。
・生き物ごとに1年間のポスターをつくる。
・ヒョウタンの茎の伸びの変化と気温の変化の関係を、グラフにしてまとめる。
・グループまたは学級で、横長の用紙(例えば模造紙を4枚つないだもの)を準備して、そこに各季節の記録カードをはっていく。写真もはるとさらに、わかりやすい。
・ホームページなどで発信する。

これまでの記録カードを整理する。
季節と生き物(5)生き物の1年間(教科書p.182〜187)
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