今知りたい授業のワンポイント
角の大きさ(1)
算数 4年生 2025/4/24
■扇づくりと角
教科書p.49の扇づくりでは、色紙の折り方と貼り合わせ方で間違うことがあります。のりづけさせる前に一人ひとりの折り方と貼り方について確認しましょう。
教科書の構成としては、扇が完成したらすぐにそれを使っていろいろな大きさの角をつくっていく活動へと展開していますが、その前に第3学年で学習した「角」について復習するとよいでしょう。「角とは、1つの頂点から出ている2つの辺がつくる形」であったことを押さえて、「扇を使ってこのような角をつくろう」と投げかけて活動させましょう。
p.50〜51の図にあるように、この扇を用いることによって、0°から360°までの大きさの角をつくることができます。「開いてさまざまな大きさの角をつくる」ということに気づかせ、「回転の大きさとしての角の大きさ」について意識させるようにしましょう。半回転、一回転という用語はここで押さえさせますが、扇を開いたり閉じたりする数学的活動とともに用語を関連づけて指導しましょう。

■角の大きさと辺の長さの指導
角の大きさは、辺の長さには関係なく、辺の開き具合で決まりますが、辺の長さにこだわる児童がいることが予想されます。そういった児童に対しては、実際に測ってみて、辺の長さによらず角の大きさは同じであることを通して、角の大きさは辺の長さには関係ないことを確認させましょう。
[4]角とその大きさ(教科書上巻p.49〜62)
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