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今知りたい授業のワンポイント

どんな計算になるのかな

算数 6年生 2025/6/19

■分数の乗法・除法の演算決定とその根拠

 これまでは、かけ算の単元ではかけ算の問題、わり算の単元ではわり算の問題を学習してきました。そのため、あまり考えずに立式して答えを求めてきた児童も、教科書p.82、83ではかけ算とわり算が混在しているので、安易に演算決定することができず、その意味を考えることが必要になります。
 指導にあたっては、分数のかけ算や分数のわり算となる根拠について、関係図を活用して、式・図・ことばを通した表現する過程を大切にしましょう。どんな計算になるのかを考えて、そのわけも説明できるようにさせることが重要です。

■割合におけるつまずきを解消しておく

 教科書p.82〜83での分数は、割合を表すものであることに留意して指導しましょう。割合を扱っていることにつまずきが見られたときには、第5学年「割合(1)」や第5学年教科書p.73(旧版ではp.67)のコラム「文と図と式」を振り返らせ、文脈理解や数量関係について確認させるようにするとよいでしょう。割合の問題構造は、問題の文脈から関係図をつくると理解しやすくなります。
 文脈から関係図をつくることは、
  基準量×割合=比較量
というかけ算の式で場面をとらえることを意味しています。第5学年の「文と図と式」でも、未知数を□として、「基準量×割合=比較量」の式にあてはめて考える方法を紹介しています。

どんな計算になるのかな(教科書p.82〜83)

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