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今知りたい授業のワンポイント

状態変化と水の循環

理科 4年生 2024/2/15

■状態変化

 多くの物質は温度にしたがって、個体・液体・気体の状態変化を示します。このときの変化は、物質そのものが変化しているわけではないため、温度が変わればもとの状態に戻ります(可逆)。状態変化は、粒子の集合状態の変化であり、粒子の熱運動の激しさと粒子間にはたらく引力の強さとが、状態変化に関係しています。一般に、粒子間にはたらく引力が強いほど、融解や蒸発が起こりにくくなります。

・窒素
 窒素とは空気の78%を占め、日常生活の中では、酸化防止のためにコーヒーやスナック菓子の包装に封入されているのをよく目にします。窒素の沸点は、-195.8度であるため、日常生活では気体として存在しています。気体も液体も無色です。

・酸素
 酸素は生き物が生存する上で必要不可欠なもので、空気の20%を占めます。酸素の沸点は-183.0度で、気体は無色だが、液体は淡い青色をしています。

・二酸化炭素
 二酸化炭素は、通常の大気圧のもとでは液体にならず、気体から固体に、固体から気体に変化します。ドライアイスが、二酸化炭素が固体になったものです。固体から気体に直接変化するため、氷のようにぬれることはありません。

■水の循環

 地球上の水は、状態変化しながら地球を循環しています。海に蓄えられた水が蒸発し、水蒸気となって大気中に放出されます。この水蒸気は雲となり、雨や雪として降ります。地上に降った雨や雪は地表面を流れ河川を形成し、海に流れ込んだり、地下に浸透して湧き出したりします。この循環によって、動植物は生きていくことができます。
 地球上では、大量の水が移動していますが、川・海・雲などの水分量は大きく変化せずほぼ平衡状態にあります。水循環は、太陽エネルギーによって引き起こされています。太陽から受けるエネルギーのむらを解消する形に水循環が起こっています。

水蒸気

これまでの学習をつなげよう(教科書p.178〜179)

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