今知りたい授業のワンポイント
だれでしょう
算数 4年生 2024/11/21
■だれでしょう(論理の問題)
教科書p.54〜55で指導したい内容は、次の2つです。1、2の事柄をそれぞれ区別し、2つが正しくできるように指導しましょう。
1.人物名と条件に着目し、これを2次元の表に整理すること。
2.整理した表から、条件に合った人物を1人判断し、この決まったことをもとに、次々に新たに判断を繰り返すこと。
■表から順に推論を進めること
教科書p.54の1の問題は×印から好きなスポーツを絞り込んでいきますが、例えば、下のような表に整理することができます。
このとき、絞り込んでいく推論の手順も可視化するとよいでしょう。
1.表を観察させて「あきら」が水泳と決まることに気づかせます。決定したら【1】など記号を記入させます。
2.「水泳」の欄が【1】と決定すると、この他の水泳の欄はすべて×となります。
3.次に決まるのは誰の、どのスポーツか考えさせます。
このように、
・4つのうち3つが×となると、残りの1つに○がつく。
・4つのうち1つに○がつくと、他の3つに×がつく。
という繰り返しですべてを見つけることができます。ただし、解法の順序は1通りではないので、それぞれの児童が考えた順序を大切にしましょう。表を使うことのよさを感得できるのは、こうした思考の手順を、児童自らが納得して使えるようになることに他なりません。
だれでしょう(教科書下巻p.54〜55)
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