今知りたい授業のワンポイント
雨や雪とわたしたちのくらし
■導入の際の注意点
必ずしも、気象災害の話題から導入する必要はありません。特に、雨や雪による被害を受けた児童がいるときは、十分に配慮しましょう。
■天気の急な変化
急な大雨や雷などから身を守るためには、気象情報を確認しながら、空のようすに注意することが大事ですが、特に積乱雲の発生を見逃さないことが重要です。
積乱雲が近づいている兆候としては、黒い雲が遠くの空から近づいてきている、雷の音が聞こえてくる、急に冷たい風が吹くなどがあげられます。
■集中豪雨
時間的に、地域的に平均した降水が続くのではなく、短時間に、狭い地域に多く降水することを集中豪雨と表しています。集中豪雨という言葉の意味が定義されていませんが、「数時間に直径数十キロメートルの狭い地域に数百ミリメートルの雨が集中する現象」と示していることもあります。
短時間に多量の降水をもたらすのは積乱雲です。積乱雲の寿命は約1時間とされていることから、集中豪雨が発生するには、1か所で次々と積乱雲が続けて発生するか、多少離れたところで発生した積乱雲がある1か所に集まってくるかということが考えられます。前線や低気圧などの影響や地形の特徴が集中豪雨をもたらすともいわれています。
■マイ・タイムラインの利用
マイ・タイムラインとは、住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)です。
マイ・タイムラインは、たくさんの自治体で作成用のガイドやシートが公開されており、住んでいる自治体にマイ・タイムラインのガイドやシートがなくても、大半がほかの自治体のもので代用できます。国土交通省でも、地域のハザードマップを確認しながらウェブ上で作成できるものや、小学生向けのガイドやシートなどもあります。
教科書p.25のQR「ひろしまマイ・タイムライン」では、小学生向け・指導者向けのガイドがあり、シートも「台風が近づいているとき」「大雨が長引くとき」「短時間の急激な豪雨が発生するとき」の3種類あるので、実際の活動で使いやすいものになっています。
★4月の植物栽培情報
インゲンマメは酸性土に弱いので、植え替え場所に苦土石灰を混ぜておきます。また、連作は避けましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
天気の変化(1)[1]雲と天気の変化(教科書p.14〜31)
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