今知りたい授業のワンポイント
生き物の冬越し
理科 4年生 2024/11/21
■植物の冬越し
【落葉樹と常緑樹】
落葉樹(サクラやイチョウなど)は、冬になると葉を落とし、枝には冬芽ができているようすが見られます。
落葉樹も常緑樹も、秋から冬にかけて実や種をつけている木々が多くあります。冬に花を咲かせる気もあります。
【草原の植物】
・一年草
あたたかい季節に芽生えて、1年で枯れてしまいます。たねで冬越しします。ヒョウタン、ヘチマ、ホウセンカなどがあります。
・越年草
秋に芽生えて、幼い状態で冬越しします。ロゼットであったり、枯草の間に小さく芽生えたりして、冬を越します。アブラナ、カラスノエンドウ、ナズナなどがあります。
・多年草
何年も生き続けます。冬に地上部は枯れますが、地下茎が生き残っており、あたたかくなると再び成長します。ススキ、タンポポ、ハルジオン、ユリなどがあります。
記録カードには、気温や水温などとあわせて記録する。
■動物の冬越し
昆虫などの生き物の活動する姿はほとんど見られませんが、卵や幼虫、蛹、成虫などさまざまな姿で冬を越しているので、よく探すと見つけることができます。
カエルやトカゲなどの変温動物は、鳥類や哺乳類のような恒温動物のように自分で体温を調節することができません。そのため、冬の間は温度変化の少ない土の中で越冬します。
★11月の植物栽培情報
( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
季節と生き物(4)冬の生き物(教科書p.132〜139)
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