今知りたい授業のワンポイント
比例の利用
算数 6年生 2024/11/7
■グラフをよみ取る
速さに関するグラフは教科書p.166でも学習してきていますが、グラフの傾きが速さを表していることに気づかない児童がいます。その場合には、第5学年の速さの比べ方を想起させ、時間が同じであれば道のりが長いほうが速いこと、道のりが同じであれば時間が短いほうが速いことを確認してから、グラフを観察させるとよいでしょう。
なお、分速を求めてしまえば計算で答えを求めることができますが、ここではグラフを活用して解決することに重点を置いています。計算で求めた結果も、グラフを使って説明できるかを問うようにしましょう。

■1あたりの量を柔軟に考える
画用紙1枚の重さやくぎ1本の重さなどを測定すると、測定した値が小さくなってしまうことがあります。そういった場合には、比例の定義で扱った、表の途中から2倍や3倍を調べたことを想起させ、画用紙10枚の何倍か、くぎ10本の重さの重さの何倍か、に着目してもよいことに気づかせましょう。
当然、画用紙10枚の重さから1枚の重さ、くぎ10本の重さから1本の重さを調べてもかまいません。この考え方は第5学年で学習した平均の考え方と合致するものです。
12.比例と反比例(教科書p.154〜181)
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