今知りたい授業のワンポイント
たしざんの かあど
■式がランダムに並んだ紙面を活用する
(1位数)+(1位数)で繰り上がりのあるたし算は教科書p.66の36通りですべてです。1枚ずつのたし算のカードで計算がスムーズにできるようになったら、教科書紙面のたし算のカードがランダムに配置されている特徴を活用し、この一覧表を拡大したものを掲示して、上から順に、もしくは横から順に答えを唱えさせるとよいでしょう。
そうした練習は一斉指導で行っても、児童1人で練習させてもかまいません。また、式と答えも印刷したものを配布すれば、ペアでの練習もできます。
速さを競うのではなく、30秒、または1分間にどれだけ答えられるようになったかを個人の伸びで考えるとよいでしょう。
■「たしざんの かあど」と計算の習熟
(1位数)+(1位数)で繰り上がりのある場合の計算が確実にできるようにするためには、それなりの練習が必要です。第1学年終了時までの長期に渡って、適宜練習の機会を与え、確実で迅速に処理できるようにしましょう。
なお、計算技能の習熟を図るためには、教科書p.139のカードゲームを取り扱い、楽しんで計算練習ができるようにすることが大切です。
1時間中同じカードゲームでは児童も飽きるので、いくつかのカードゲームを組み合わせるようにするとよいでしょう。
・こたえはいくつ
1人がカードを出し、もう1人が答えを言うゲーム。
・おおきさくらべ
同時にカードを出し、答えを比べ、大きいほうを勝ちとするゲーム。
・かあどとり
1人が数を言い、それが答えとなるカードを見つけて取るゲーム。
・なかまあつめ
11〜18の数字カードを並べ、たし算カードを答えと同じ数字カードの下に置いていくゲーム。
置いたカードを順序よく並べ替え、きまり探しの学習へと応用できます。
13.たしざん(2)(教科書p.60〜69)
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