今知りたい授業のワンポイント
正多角形
算数 5年生 2023/11/30
■辺や角の相等の確認
正六角形の特徴について、児童は辺や角の大きさの相等を直感的に捉えられるでしょう。しかし、見ればわかるというように安易に済ませないで、次のように、何に着目したのか、どのように考えたのかなど、図形を使ってその根拠を説明させることが重要です。
「コンパスや分度器を使って調べると、6つの辺の長さはすべて等しく、角の大きさはすべて120°で等しくなっています。」
■円を使った正多角形の作図
円を使った正六角形の作図方法を教科書では2通り取り上げています。
・p.192 <円の中心を6等分する方法>
円の中心を6等分して60°になるように半径を順にかき、その端を直線で結ぶ作図を通して、正六角形は6つの合同な正三角形で構成されるという図形の性質に気づかせます。なお、円の中心の周りの角360°を等分すれば、どんな正多角形でも作図することができます。
・p.193 <円の半径で円周を6等分する方法>
半径に開いたコンパスで円の周りを区切り、正六角形を作図することを通して、円の半径を1辺とする正三角形で、正六角形は構成されるという性質があることに気づかせます。
作図を通して、正多角形の意味や性質を理解させ、それを深めていることを意識して指導しましょう。

14.円と正多角形(教科書p.190〜192)
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