今知りたい授業のワンポイント
100がいくつ、一万
■数の相対的な大きさ
100を単位とする数の相対的な大きさを考えさせる場合は、「100を24個集めた数はいくつか」というように抽象的に問題を提示するのではなく、教科書p.93の挿絵に示すように、「100円玉を24個集めると何円になるか」などと具体的に提示しましょう。具体物を使うことで、題意が捉えやすくなります。
一人ひとりにお金の模型を用意し、それを使った操作や話し合いの数学的活動を丁寧に行うことで、100を単位とした数の相対的な大きさを捉えさせましょう。
■10000という数
10000という大きさになっても、具体的なイメージをもたせて理解させることが大切です。
教科書p.94[1]では、まず、●の図を見て、100のまとまり、1000のまとまりに着目させます。そして、100が10個で1000、その1000のまとまりを囲む活動を通して、10000という数の大きさと数の仕組みの理解を図っていきます。
なお、数の相対的な見方については、p.94の[1]と[2]の学習を関連づけて、下のようにまとめておくとよいでしょう。

■数直線と数の大小
数直線上に数を表すことによって、抽象的な数であっても、その順序や系列、大小を直感的に捉えることができます。
教科書p.95では、1目盛りが100の数直線を用いて10000までの数の順序や系列、大小について指導します。
1000をこえる数については、具体的に数えたり、数を唱えたりすると時間がかかりすぎるので、数直線を用いて数をよませましょう。なお、「数直線」という用語は、第3学年で学習するため、便宜上、「数の直線」とよんでいます。
15.1000をこえる数(教科書下巻p.90〜97)
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