今知りたい授業のワンポイント
音を出すもの
■音とは
音を発生しているものを音源、または発音体といいます。音は、音源となる物体が振動することによって生じます。逆に、音を出している物体の振動を止めると、音は出なくなります。
■音を出すもの
身の回りでは、さまざまな音を聞くことができます。しかし、音そのものについて深く考えたことがある児童は少ないでしょう。単元導入では、音楽の授業や、楽器や手作りの楽器で音を出す経験を通して、音に興味を抱かせ、本単元への興味づけを行いたいものです。また、日常生活での体験などにも膨らませていくと、自然現象への関心が高まります。
・3年までの音楽の授業で扱った楽器
トライアングル、タンブリン、すず、カスタネット、ウッドブロック、ギロ、クラベス、シンバル、大太鼓、小太鼓、鉄琴、木琴、鍵盤ハーモニカ、オルガン、リコーダーなど

・習い事や身の回りで児童が見たことのある楽器の例
ピアノ、ヴァイオリン、ギター、トランペット、フルート、ドラム、和太鼓など
・手作り楽器
空き箱に輪ゴムをかけて弾く、ペットボトルにビーズなどを入れて振る、空き缶を叩く、空き瓶に息を吹き込む、ペットボトルを棒で擦るなど
・日常経験
虫の鳴き声、風や雨の音、乗り物の音、サイレン、スピーカー、スマートフォン、人の声など
■音を感じる
トライアングルやシンバルなど、音を出ているものにそっと触れると、振動を感じることができます。また、声を出しながらのどに触ってみると、振動していることがわかります。これは、のどにある声帯が振動しているためです。声を出すのを止めると、音源である声帯の振動も止まります。
音が出ているスピーカーにビーズの入ったカップを近づけると、ビーズがはねるようすを観察できます。紙面や発泡ポリスチレン球が弾むようすを観察できます。また、音叉を鳴らして水につけると、水しぶきがあがります。水面に軽く触れさせると、振動によって水面に波紋が広がるようすを観察できます。教科書p.154理科の広場「ふるえを見てみよう」のQRから動画で視聴することができます。
10.音のせいしつ(教科書p.150〜159)
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