今知りたい授業のワンポイント
比を使った問題
算数 6年生 2024/9/26
■比の一方の数量を求める
教科書p.136の[1](ア)では、2つの解き方を示しています。
れんさんの考え方は、等しい比の性質を使って、比の中の数の30倍が数量になっていることを使った解き方です。ゆいさんは、3:4 の比の値3/4を使って、砂糖が小麦粉の3/4倍であることを活用しています。
れんさんの等しい比の性質を用いた解き方は、比の形式のよさをいかしたものですが、ゆいさんの考えは、これまでに学習した割合の見方・考え方がもとになっています。割合の学習とも関連づけて指導するようにしましょう。

■前時の学習を生かして考える
教科書p.137の[1]では、p.136のように等しい比の考え方を使おうとすると、3:2=x:yというようになってしまい、解決の見通しが立ちません。
このような違いを明確にした上で、まずは、下のように線分図にかかせて、3:2に分けると全体は5にあたることを捉えさせます。そして、全体と部分の比を考えることで、p.136の学習に帰着させます。

10.比とその利用(教科書p.128〜139)
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