今知りたい授業のワンポイント
商の余り、小数倍
算数 4年生 2024/11/14
■商と余りについて
余りの大きさについては、まず、わる数よりも小さいことを押さえさせる必要があります。
整数の場合でこのことは既に学習していますが、式による指導だけでは理解しにくい児童もいます。具体的な場面に立ち返らせることで、余りの大きさをどのように考えればよいかをしっかりと理解させましょう。
整数の場合と同様に
[わる数]×[商]+[あまり]=[わられる数]
という関係式を使って、被除数が小数の場合にも答えが確かめられることを押さえさせましょう。
■小数倍の学習での、関係図やテープと数直線の図の活用
小数倍の指導においては、数量の関係を的確に捉えさせることが大切です。教科書p.48、49では、次のようなことを意識しながら図を有効的に活用しましょう。
・テープ図(直線図)を用いる
視覚的に、青も黄も赤の1倍よりも大きく2倍よりは小さいことがわかり、倍を表す数が整数ではなく小数になることに気づくことができます。

・関係図を用いる
求めることが明確になるとともに、どちらをどちらでわればよいのかが簡単にわかります。
2つの数量の関係を捉えることにつまずいている児童に対しては関係図を、数量の相対的な大きさのイメージを持つことにつまずいている児童に対してはテープと数直線の図を用いて指導しましょう。

12.小数のかけ算とわり算(教科書下巻p.32〜51)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。