今知りたい授業のワンポイント
偶数・奇数
算数 5年生 2023/7/6
■整数を偶数と奇数に類別する
偶数、奇数については、整数の類別(重なりがなく、どの整数もいずれかの組に属すること)の意味を理解させることが大切です。
2でわり切れるかどうか、言い換えれば、2でわった余りを基準として整数を類別します。2でわり切れるものが偶数であり、2でわり切れないものが奇数です。0が偶数であることを特に確認させましょう。
教科書p.101では、整数を数直線上に目盛り、偶数と奇数が交互に並ぶことを視覚的にとらえさせ、さらに計算の余りに着目させています。

■つまずきと対策1や0を2でわることについて
1や0が2でわり切れるかどうかわからない児童がいます。これらの児童については、まず、数直線上の数の並び方から判断させるとよいでしょう。
1÷2=0.5とする児童には、商が整数の場合を考えていることをはっきりさせ、5÷2、4÷2、3÷2、2÷2と順に見ていき、1÷2や0÷2の場合を考えさせます。
また、0÷2は、2×□=0の□にあてはまる数を求めることである、ということから考えさせるのもよいでしょう。
なお、教科書p.101では、0を2でわり切れる数として偶数としていますが、あとの2の倍数では0を含めないことにしています。最小公倍数の定義を「公倍数のうち、一番小さい数」としているためです。
7.整数(教科書p.100〜111)
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