今知りたい授業のワンポイント
求差
算数 1年生 2025/6/19
■段階的にひき算のイメージを確かなものにする
求差の問題には、次の2つの問い方があります。
1.どちらがどれだけ多いか
2.数の違いはいくつか
いずれの場合にも、求残や求部分の場面と異なり、求差の場面はひき算のイメージとは結びつきにくいでしょう。ひき算の計算を行う上で不必要な部分まで目に飛び込んでしまうからです。例えば、教科書p.20の絵にある場面では8匹のかえるが同時に見えてしまうため、5−3の式には表れない8という数に翻弄されかねません。この混乱を回避するために、順を追って、ひき算との結びつきを指導する必要があります。
この手順は、数図ブロックを使って、次のように丁寧に指導しましょう。

■「ちがいを求める」の意味を大切にする
ちがいを求める場面では、少ない方と1対1に対応する部分を多い方に見つけた時点で、はじめてひき算が適用できる場面が現れます。この意味を理解させた上で、形式的なひき算を指導することが大切です。
[7]ひきざん(1)(教科書p.14〜25)
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