エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

見えなくなった金属のゆくえ

理科 6年生 2024/9/12

■実験のポイント

 金属が溶けた水溶液から調べる液を採取するときは、上澄み液を採取しましょう。スチールウールは表面に不純物がついていて、黒いごみのようなものが残るので、それを液と同時に採取してしまわないように指導しておきましょう。
 液量が多いと蒸発に時間がかかることと、安全面から、液量は1〜2mLで統一しておきます。
 上澄み液は過熱しすぎないようにします。少し水分が残っている状態で火を止めましょう。
 スチールウールが酸化していると、蒸発皿に残る固体が黄色ではなく褐色になることがあります。そのため、実際に使用するスチールウールやアルミニウム箔で予備実験を行い、特徴を確認しておきましょう。

鉄(スチールウール)が溶けた後

■安全上の注意

・薬品がついたときには、慌てずに水でよく洗い流します。
・必ず保護眼鏡を全員装着します。
・実験4の実験条件によっては、水溶液に塩酸が多く残っている可能性があるので、蒸発実験を行う際は、十分に換気を行います。
・空焼き状態になると蒸発皿が割れる可能性があるので、必ず弱火で加熱させ、水溶液が少し残っているうちに、火を消します。
・加熱後の蒸発皿に触れないように、注意喚起します。

★9月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

5.水よう液の性質(教科書p.94〜113)

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