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今知りたい授業のワンポイント

何十をかけるかけ算

算数 3年生 2025/1/9

■何十をかけるかけ算

 何十をかけるかけ算は、乗数が2位数の場合の筆算の仕組みを理解する上で基礎になる計算です。
 「×(何十)」は、結合法則に基づいて「×(1位数)×10」として考えていきます。「何倍かして10倍する」ことは、教科書p.18で学んだ関係図を用いて理解させるとよいでしょう。
 指導の展開としては、計算の仕方を児童自ら考える場を設定することが大切です。絵や図を使って視覚に訴えながら、計算の仕方を考えさせましょう。

■23×30の計算の仕方

 教科書p.85では、まず、ミカンが30個あることを確認させてから何円になるかを考えさせます。そのとき、児童から次の2つの考え方が出ることが予想されます。
 ア.絵を縦に見る  1列分…23×3 10列分…(23×3)×10
 イ.絵を横に見る  1行分…23×10 3行分…(23×10)×3

 どちらも既習事項を使った正しい考えであることを認め、ここでは、小さい数値で九九を唱えて計算できるアの考えのよさに気づかせましょう。20×30のような計算は筆算を必要としないので、下に示すように、九九を唱えて計算できるように指導しましょう。

19.2けたをかけるかけ算の筆算(教科書下巻p.84〜91)

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